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ろにっき

プリの今後の育成を考える -0810

亀後において、バランスプリ、殴りプリのPTへの積極加入が話題になり、INTプリが相対的に弱体化―――なんて騒いでますが。
実際にはそうではなく、プリのキャパシティが全体的に向上して、INTプリが通常の狩りにおいてはオーバースペック気味になってしまっている現実があります。

今までの支援、ME、殴り、バランス、という分類そのものが現状にそぐわないような気がしてきました。

いわゆる極振りの意義の低下

もともとプリーストのステ振りの定石は、メインがINTならば極振り、他ステはメインステを定めて順次振ってゆくという物でした。そのためINTに関しての意見になります。

亀後相対的に極振りをするメリットは低下しました。最短でINT99にする必要はほとんどありません(INT99が無駄、というわけではない)
INT120超えの回復力がなくなった現状、SP回復のためのINT99は必須ではなくINTをメインのステとするにしてもINT80程度に押さえ他を自衛なりDEXステに回したほうが安定感は増します。
そして自衛が出来るということは後半の狩場に行けば行くほど重要になっていきます。

それによって失われるのはMATKの低下、ヒール回復量の減少、SP回復力の減少。

MATKに関して言えばMEやHLの威力に関わり、INTが高いほうがより確殺に近い戦闘ができます。ここではINTの価値は下がっていません
ただし、それは確殺出来るような場合、確殺までにこちらが消耗しない保証がある場合においてのみであり、HLでINT極なら3発確殺のものが5発になるからと言って、2体にタゲられたらピンチになっていたものが余裕をもって処理出来るようになるならば、効率を取るならINT、安定を取るならば防御ステ、ということになります。

ヒール回復量の減少ですが、低INTで育成するならばともかく、INTをそれなりに上げるのであればヒールランクが1〜2下がる程度なので実質誤差です。
2016ヒールが1848ヒールになったことによって致命的に不利な状況におかれる、などということはないでしょう。
また、殴りプリには既存の援護論以外の援護方法があるのでこの限りではありません。

SP回復量の減少ですが、INT120以上の追加回復量は微々たる物であり、なおかつSP回復速度のINTによる上昇分はリニアであるため、極端にステの差があるのでなければ差は誤差の範囲。自衛に割くヒール数の減少などを考えれば時間当たりのSP使用量は減るとも推測できます。

プリのPT行動の変化

バランスプリや殴りプリの臨時進出に伴い、プリーストのPTでの位置が、全員から護衛されて援護を飛ばす専門(これはINT極以外のプリが臨時にほとんどいなかったからですね)スタイルから、タゲコントロールのために敵を叩くバランスプリスタイル、殴りプリのように積極的に敵を叩きに行くスタイルへの変化を他職が受け入れつつあります。もともと高レベルPTやコンビプレイなんかではあったスタイルですね。

SP回復に困らなくなった現状、INT120以上のプリでなくとも頻繁にスキルを使うことができ、なおかつプリの援護スキルにINTが関わっているものはヒールくらいなものです。
ヒールにしてもINTをある程度振ってさえいれば上記のとおり誤差の範囲、と言えます。(タゲコントロールが出来る分前衛に余裕が出来ることもある)

また、他職の戦闘スタイルの変化により、防御特化型よりも攻撃特化型による斬りこみ戦闘が増えてきました。
前衛職はWIZの大魔法が発動するまでの時間稼ぎ、ではなく積極的な攻撃参加をするようになりつつあります。
そのために耐え切るための大ヒールではなく、戦線を維持し、攻撃をサポートする支援がより重要になっています。
現状、INT性能、ヒール性能よりは支援スキルの充実の方が、支援プリの性能を決める決定的な要因とも言えるでしょう。(ひいてはその運用ですね)

また、ME型などは普段は特化WIZとしての役割、通常時はサブプリーストとしての役目が適任だと思います。
攻撃特化プリとでも言いますか。…このへんは数こなしてないですしはっきりしたことは言えないですね…。

殴り型は最小限度の支援で全員戦闘をする精鋭型のPTで非常に重宝します。
大人数の支援はSP的にも殴り型というメリットを生かすにも向きませんが、少数での戦闘と被弾の補填、緊急時のヒール位は十二分にこなすことが出来る上、雑魚モンスの一掃、上級モンスの足止め、削りなどに役立ちます。
戦闘職に難敵に集中してもらい、殴りプリは雑魚を排除し、条件の良い戦闘環境を維持するのが基本的役割です。支援、援護は2番目。

また、亀島のような凶悪な場所だとプリ複数名、なんてこともあるわけですが、通常時に役割が被ってしまう支援型2名よりも通常時から分業ができ役割分担が出来るサブプリとしては最有力候補となります。
防御ステは現状殴りプリの方が支援型より高いために壁性能も高めです(このあたりステの余裕が出てくると逆転しそうなんですが)。
そのために前に出ないと対応しにくいLDやブレスカースなどの敵に使用するスキルなどは殴りプリ側で受け持つほうが陣形を保ったまま行動ができます。

極INTは無駄なのか

自由度の上昇

極INTはもうだめなのか。…んなわきゃーない。
完成を急ぐ必要がないだけで、支援スキルをそれこそ際限なく放つにはINTを振るのが最適です。ヒール回復量も高水準を保っていけます。
でもそれは余りに盲目的です。プリが無敵や透明にでもなって敵から攻撃を受けないならいいんですがね。そうもいかないわけで。防御力も考えなくちゃまずい。
防御ステがないプリの弱点は致死率の高さです。HPのなさも手伝ってあっという間に死にます。精錬などがされていなければ正に紙。
WIZよりちょっとだけHPとDEFがあるに過ぎません。現状でもINTDEX型プリは限度以上の敵を相手にすることは不可能です。即座に死にます。

INTさえ振り切れば支援プリとしてほぼ完成した時代は終りました。今プリーストに求められているものはどれだけPTに貢献出来るか、ということでしょう。
立ち回りと取得スキル次第で支援スキルはほぼ同等なものが用意出来るわけで、その場合戦力にならない、べったり守らないと死んでしまうようなプリはお荷物、という印象は否めません。
前衛が3人いたとしても一人はプリ周辺に位置して護衛なんて戦力的には人数-1になるわけで…その補填は無限のスキル使用だった訳ですけどね。

そのためにはサブステを振って、避けて護衛の要らないプリか、耐えて壁の出来るプリか、高速詠唱で殲滅参加するプリか、はたまた殴りに行って共に敵を倒すプリか…などの特色を出していく必要があるように思います。今、プリを考えるならばそこに重点があると。

分類するならば支援-攻撃というスキル取りによる分類と、INT-STR、AGI-VIT-DEX-LUKというステによる分類とで細分されると思います。(バランスはその中間部分ですね)

用は敷居が下がったということ

サブステをどうするかなんてのは以前はカンスト後の目標だったわけですが、とりあえずのカンストも要らなくなってしまったので、序盤のうちから考えておくほうが得策とも言えます。
アコライト時代の育成のように、必要なINTはPTメンバーの体力を大体回復出来るだけのヒールを出せるか、などで決まってくると思います。殴り型なら当然戦闘力を完成させることが先決。
現在城2や亀で殴り支援型1名でも4〜5名のPTを支えることが出来るので、ヒール量に関して言えば1500か1600程度あれば十分、それ以上は完全に緊急用。
前衛が敵を張り付かせすぎて被弾しているのであれば2〜3体受け持ってさえやれば何事もなかったように回避するようになったり、被ダメージが激的に減少します。
こういったコントロールを学んでいけば、ヒール量だけがプリの全てでもなく、手段が異なるだけでプリの役目であるPTの防御という目的は果たせると思います。
もちろんINTが誰よりも多いなら、大ヒールを連発することも防御の一つであり、それが極INT、と言われるプリの手段になるわけです。

そして何よりも。
ステータスポイントはステが高くなるほど高額になり、振ったポイントはステが低いほど有効に働きます。
極振りでINT99まで一直線に上げるとLV67。しかしINTを80で止め初期値9から他のステ(例えばAGI)に振ればAGI53まで振れます。
ベース67付近でのJOBレベルは大体40前。仮に40だとしましょう。素のFLEEは123。IA10で135。木琴があれば155になります。
FLEE155とするとどのくらい避けるかというと…。(AGI型なので木琴は最優先で手にいれると仮定します。)
ソルスケスケ若ボンゴンクラスまでは95%回避。ミノタウロスやゼノーククラスまで約7割回避出来ることになります。
そして最大ヒールは1512。INT99+8(JOB補正+骸骨、神官手袋*2)だとしたら1932です。
その差は約400。LV67付近だとコンビでOD2や牛狩りなんかも盛んでしょうから、ヒール400犠牲にしてもタゲを持っておけるだけの実力はあるわけですね。
牛からの一撃は+4精錬位だと500以上ですから、この場合は純粋に得と言えるパターンでしょう。
ここで、別ステに振ったからといって、成長が鈍くなるでも非効率になるでも無く、別ステに振っただけの効力をしっかり発揮している、と言えます。

履き違えないで欲しいのは

完成目標レベルは変わっていないということです。

同じステータスを目標にしたならば、どうやって振っていこうが完成レベルは変わりません。
単に育成方法にバリエーションができたということです。そしてそのバリエーションこそが自らのキャラクターの特徴、というものになっています。
それを生かせる支援方法を考えて行くべきだと思います。

殴りと支援というのはナンセンス

先にも振れましたが、殴り-支援というわけ方はもうナンセンスだと思います。
まず、プリの攻撃スタイルとして魔法攻撃主体なのか直接攻撃主体なのかに分かれると思います。
次に、攻撃よりなのか支援よりなのか、で分かれると思います。

攻撃型プリの分類。

魔法型の攻撃プリはINTが攻撃のためのステでHLやMEによる攻撃を得意とし、装備は杖がメイン。
スキル系統上支援スキルは犠牲になりますがソロでも戦っていける戦闘力を持てるしアコスキルを駆使すれば豊富なINTのために支援もそこそこ出来る。
サブステは高速詠唱のDEX型、避けHLのAGI型、耐えフェンMEのVIT型、TUのLUK型などなど。

直接型の攻撃プリはSTRが攻撃のためのステで直接攻撃を得意とし、装備は鈍器(例外的に本)。
修練などを取る都合上支援スキルは犠牲になります。ソロに長け、その単独行動力は全職1を誇りますが支援をするには一番向かないタイプ。
サブステはAGI型、VIT型、DEX型、クリ型(LUK型)。(DEX、LUK型は例外的にSTR振りませんが、こっちでしょう)

支援型プリの分類。

魔法型の支援プリはINTを伸ばし、スキルを多用することにより潤沢な支援を提供。
豊富なスキルを取るために攻撃スキルはHL程度、腕力も非力でソロには向かない。PTプレイに特化した型とも言える。
サブステは高速詠唱のDEX型、避けコンビプレイのAGI型、耐え壁のVIT型、運まかせのLUK型(苦しい…)などなど。

直接型の支援プリはSTRが攻撃のためのステである程度の攻撃力を保持しつつ、豊富な支援スキルでPT援護。
支援スキル取得のために修練などを取る余裕がないためにソロ性能が低下しますが、PTプレイ、ソロプレイと万能にこなせるタイプ。
サブステはAGI、VIT、DEX、クリ型。それと保険のために若干INTを振るスタイルが多い。多くのバランス型が当てはまる。

両刀使いだっていいじゃないか。

もちろんINT-STR型で育成をして、魔法も殴りも極めてやる!!という超攻撃スタイルのプリだって存在できます。
ちょっと茨になりそうですけどね。

で、何がサイキョーなんですか

場合によりけり、本人の主観によりけり、周りの人の視点によりけり。
パッチ1個で簡単にひっくり返るというか、サイキョーを出さないようにパッチを当ててくるというか。
サイキョーが好きな方はサイキョー流にでも入ってください。1/16の確率で無敵になれるかもしれません。
ついでに言えば、まだパッチ当たったばかりで結論を出すのは早すぎますね。まあ、最強なんてものは存在しえませんとしか…。

このページは

多くの情報を出し管理人の主観を交えつつ出来るだけ多くのスタイルを紹介し、好みの型を見つけてもらいたいと考えます。
そんなわけで上のような提案をして見て、こういった形でプレイをするとどうなのか、ということを考えて行きたいかなーと思います。

殴りプリのページで殴りプリなんてもう古い!!なんて言うのも何なのですが、用は直接攻撃型のプリってどうなのよ、ということで読み変えてもらえたらなあとか。
通りがいいですからこれからも殴りプリ、って言いますけどね。

で、愚だ愚だ並べて結局殴り型にどうなのよ!ということなんですが。

いわゆる純殴りのページは他にもいっぱいありますし、私自身純殴りの型の狩りは知り合いと狩に行ったりすることによってしか見ていませんので、そこはおまかせして(汗)
埋もれているであろうバランス型殴りプリにも門戸を開くべく、PT行動なんてのも織り交ぜながら紹介して行きたいわけです。
PT行動と言えば今まではINT型のお株だったので、そこから学ぶことは多い。
そのあたりを殴り型向けに考えて行こうかなあとか…思ってます。
思ったままずらずら書いて推敲あんましないんで、機会があったら日記の文まとめてコラムにしないと…。

暑くてボーっと上みたいなこと考えてしまいました。はぁ…夏ですね。

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