殴りプリの立ち回り
狩場での殴りプリの立ち回りは、大量の敵に囲まれつつも自ヒールでHPを回復し続け敵をなぎ倒すスタイルか、強力な敵を自支援で乗り切り、囲まれない戦闘を目指すかに分けられます。
しかし、純然たる攻撃職とは違いどのような場合でも敵との接触時間が長く(殲滅時間の長期化)、敵の沸きが激しい場所では殲滅数<沸き数になる場合もあります。
ここのポイントを見極め、数多くのスキルを有効に使いその場をしのいでいくのが殴りプリの基本戦略であり、奥の深いところでもあります。
打撃スキルを持たないプリーストでは、即座に敵を倒せるようなスキルがほとんど存在しません。唯一の強力な打撃スキルであるTUは確率という壁があり、プリースト最強の攻撃魔法のマグヌスエクソシズムはINTが不足気味な殴りプリでの運用は非常に限られたケースのみ有効となります。
よって、この欠点を克服するには、パッシブ殲滅力を高め限りなく殲滅時間を短縮する方向にするか、殲滅が長期になった場合でも乗り切るだけのスタミナをつけていくかになります。
なお、一番多いタイプのAGI>STR型殴りプリも上記の2案の折衷であると言えます。
AGIによりASPDを高め殲滅力を確保すると同時に複数の敵に囲まれても高いFLEEによりできるだけ敵の攻撃を回避していく。STRは殲滅の要であるので、FLEEによる防御を維持した上で最大限確保する。
こういったバランス取りは多くの殴りプリにおいて無意識的に行われていると思いますが、その配分をどのようにするのか、スキルとのつりあいは取れているか、など考慮すべき項目は非常に多岐にわたります。
このジレンマこそが殴りプリの大きな魅力ともいえるでしょう。
次に、上記の問題一つ一つの解決案を上げていくことにします。
殲滅力を強化する
STRをあげる(ATKを強化し、物理攻撃力の確保をする)
AGIをあげる(ASPDを確保し、攻撃速度を上げていく)
DEXをあげる(HITを確保し、どのような敵にも攻撃を当てられるようにする)
強力な武器をそろえる(物理攻撃力の確保)
属性付与の利用(アスペルシオによる聖属性付与)
場所によってはクリティカルによる殲滅力上昇を見込める(LUKをあげる、グロリア使用やクリティカル装備の充実)
TUによる不死一撃昇天(あくまで確率ですが)
メイス修練の取得
デーモンベインの取得
PTを組むことによって殲滅力を強化(ソロにこだわる必要性は薄い)
スタミナを強化する
AGIをあげる(被弾回数の減少)
VITをあげる(HP、状態異常耐性の上昇)
INTをあげる(ヒール量の増加、SP上昇)
DEXをあげる(補助スキルの高速詠唱により維持を容易にする)
LUKをあげる(完全回避、状態異常耐性の上昇)
STRをあげる(POT所持量を増加させる)
強力な防具をそろえる(防御力の確保)
キリエエレイソンによるバリア
アスムプティオによるバリア
エンジェラスによる被ダメ軽減
SP回復力向上、マグニフィカート、メディタティオによるSP回復強化
サンクチュアリの後方展開によるHP回復
ディバインプロテクションによる対悪魔防御
PTを組むことによる防御力の上昇
上記や他の手段を用いて殴りプリの弱点を補っていくことが可能である。
これらのステータス、スキルはそれぞれの有効範囲を熟知し、相乗効果を狙えるような構成にしていくことで飛躍的にその効果を発揮できるはずである。
装備品はお金で買っていけるものなので、予算が許す限りより良いものを狙っていきたい。
PTに関しては、支援プリほど得意な分野ではないが、PT向けのステータス、スキルも考慮した殴りプリであれば十分PTを組んでいけるだろう。
特に基本HPSPが高くスタミナに優れ(なおかつ心臓破りな経験値テーブルが待ってい)るハイプリーストならば非常に有効な手段である。
なにより、職設計としてはやはり支援職の位置づけなので、できないわけがないのだ。